他院では困難な抜歯にも対応!
当院院長は口腔外科において充分な研鑽を積んでおり、多様な口腔外科小手術に対応することができます。
総合病院や口腔外科専門医などとの連携など、万全の診療体制を敷いておりますので安心して治療に臨んでいただけます。
口内炎や小帯異常、顎骨内ののう胞(歯根のう胞など)から歯肉や顎骨の腫瘍まで、他院で治療が難しいと言われた口腔外科小手術をおこなっておりますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
レーザー治療器と治療技術による、治りが早く痛みの少ない口腔外科治療
【MI:ミニマルインターベンション】はFDI(国際歯科連盟)が提唱した「より少ない侵襲(人体に影響が少ない)で、より効果のある治療を追及しよう」という治療概念ですが、元々は虫歯の治療に対する概念です。
しかしMIは虫歯の治療だけでなく歯科疾患すべてにおいて通ずる治療概念です。
歯根先端部が細菌に侵されると、歯根のう胞という袋状の膿の塊ができることがあります。
軽度の場合はかぶせ物などを外して根管治療をおこないますが、重度の場合は歯根のう胞を直接取り除く外科手術(開窓法)をおこないます。
手術では、歯肉を切開し、顎骨に穴を開けて摘出します。
その後、状態観察をおこないますが、改善しない場合は抜歯が必要になることもあります。
歯根のう胞は根管治療が不十分であったり、歯根が割れて細菌が進入して起こることが多いため、虫歯の治療とくに根管治療は確実におこなうことが重要です。
歯根のう胞摘出術をおこなっても改善が見られない場合は歯根端切除をおこなうことがあります。
歯根先端部の病変を絶つための最終手段ともいえる処置で、歯を残すことを最大の目的としておこないます。
多くの場合、病変を絶つことで改善できますが、治療後の状態によっては抜歯することもあります。
主訴:上の前歯がときどき腫れる。
1年ほど前より他院で治療した右上の側切歯が腫れたり止んだりを繰り返すので、精査と再治療を希望して当院に来院されました。
多忙な患者様で1年9カ月後に来院。その際のデンタルレントゲン写真では、根尖病巣が次第に骨化しつつあり、目立った症状もなく良好な経過をたどっています。
治療期間 | 39日間 |
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通院回数 | 9回 |
総治療費 | 保険診療 |
メリット | 繰り返していた歯ぐきの腫れ、違和感が消失 |
デメリット | 治療後の状態によっては抜歯することがある |
解説 | 本症例は のう胞が大きく治療期間が少し長めにかかりましたが、順調に回復しました |
親知らず(埋伏智歯)や顎骨に埋まった歯(埋伏歯・水平埋伏歯)の抜歯まで対応!
通常の抜歯や親知らず(埋伏智歯)の抜歯、難しいことから歯科医院ではあまり対応していない顎骨に埋まっている歯(埋伏歯・水平埋伏歯)の抜歯まで対応しております。
埋伏歯は、虫歯や歯肉の炎症(智歯周囲炎)の要因になることがあるため、周囲の健康な歯への影響を絶つために抜歯の対象となる場合があります。
患者様の安全を第一に考え、より設備の整った高次医療機関(高知病院など)への紹介をお願いすることもあります。
重度の歯髄炎 | 重度の虫歯によって歯髄(歯の神経)がひどく炎症している |
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根尖病巣 | 虫歯菌や歯周病菌などによる歯根先端部の病巣 |
歯槽骨吸収 | 重度の歯周病で歯槽骨がなくなり、歯を支えていられなくなった |
歯並びの予防 | 今後、歯並びに悪影響を与えると考えられる場合(親知らず等) |
虫歯・歯周病予防 | ご家庭での口腔ケアを阻害していると判断した場合(親知らず等) |
主訴:上顎埋伏歯を診てほしい。
2年前より蓄膿症で何軒か耳鼻科にかかったが治らない。ネットで見たら埋伏歯が原因の場合があると出ていたので、抜歯した方が良ければ抜歯したいとの希望で当院に来院されました。
治療期間 | 10日間 |
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通院回数 | 3回 |
総治療費 | 保険診療 |
メリット | 蓄膿症の改善(本症例) |
デメリット | 全身的な疾患等を要因に抜歯できないことがある |
解説 | 膨らんでいた歯肉がすっきりしたと話されていました。 上顎洞は副鼻腔のひとつですが、この上顎洞が歯や口腔内細菌によって炎症すると蓄膿症(歯性上顎洞炎)になることがあります。 (本症例は蓄膿症改善が目的の特殊な抜歯の一例です) |
歯牙移植?ブリッジ?インプラント?義歯? きちんと説明します
歯を失った部分に親知らずや口腔内で機能していない歯を移植する口腔外科治療です。
インプラントとは異なり、クッションの役割を持つ歯根膜が付いた状態で移植するため、歯本来の噛み心地を再現することができます。
親知らずを移植する場合は保険が適用できることがありますが、それ以外の場合は自費診療になります。また、移植した歯をそのまま使うのではなく多くの場合、かぶせ物(クラウン)が必要になります。
移植できる歯がない場合は生態親和性の高いインプラント(人工歯根)による治療もおこなってます。
様々な小帯付着異常を無痛的に改善します!
口腔内の頬、舌、上下唇にあるヒダを小帯と言いますが、異常がある場合は切除が必要になります。特に乳幼児期のお子さんの場合、上唇小帯が厚かったり長すぎたりするケースが多く、小帯が歯の間を越え歯ぐきの裏側まで入り込んでしまっている子も見かけます。
このような小帯付着異常は、前歯の歯と歯の隙間が大きい正中離開や、発音・言語障害、見た目(審美的)が良くないなどの問題に繋がることがあるため、経過観察をして、ある程度の年齢になっても改善されない場合は小帯を切除します。
その際メスによる切開・縫合での治療方法や、レーザーを応用して治療する方法があります。
上唇小帯付着異常 | 障害として上唇の運動や審美性の障害、正中離開や中切歯の位置異常などが起こります。 |
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舌小帯付着異常 | 舌小帯強直症ともいわれ、短縮した小帯が舌尖部に強固に癒着し、舌の運動が著しく制限されます。そのため、程度は様々ですが哺乳や咀嚼、嚥下や発音などに悪影響を及ぼすことがあります。 |
頬小帯付着異常 | 天然歯やインプラント周囲ではブラッシングによる清掃が困難になりやすい。また、ひとたび歯周炎に罹患すると進行も早い。さらに、欠損部に不動粘膜が存在しないと、義歯の設計上耐圧面積が狭くなり、可動粘膜上に床がきてしまい痛みが出やすい。 |
左側頬小帯高位付着による総義歯不適合のため、頬小帯の切除および新義歯の製作を希望して来院されました。
最下部まで下げた粘膜を骨膜と縫合して“後戻り”しにくくする方法もありますが、今回はレーザー照射によって焼畑を作ることで後戻りしないよう配慮しました。
【焼畑】は組織表面を焦がすような処置で、殺菌効果や治癒を早める効果があり、また痛みはまったく感じません。
角化した不動粘膜によって口腔前庭が広くなり、上下顎の義歯製作に適した顎堤になりました。
治療期間 | 57日間 |
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通院回数 | 6回 |
総治療費 | 保険診療 |
メリット | 義歯の不安定、痛み(総義歯不適合)が改善 |
デメリット | 創面が安定するまで義歯を装着できない |
解説 | 口腔前庭を広くして義歯を安定させるためにおこなった左側頬小帯高位付着の症例です。 |
主訴:舌の先端が歯ぐきにくっついている
舌の先端が変だと、下口唇の精査および治療を希望して当院に来院されました。
舌小帯の付着異常によって下の先端がひっぱられ逆ハート形状になっています。
先天的な障害ですが、このままでは舌の動作が悪く発音の不明瞭や食事がしにくいなどの問題は改善されません。
治療期間 | 90日間 |
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通院回数 | 3回 |
総治療費 | 保険診療 |
メリット | 発音障害の改善 |
デメリット | 特になし |
解説 | 小児の場合、安全面から術中に動かないように保つことが必要です。 |
外傷後に、修復性あるいは反応性に線維性結合組織が増殖したものがほとんどであり、真の腫瘍はまれであると言われています。
有茎性、弾性を伴った表面上平滑な腫癌のように、良性腫瘍である場合は、切除が必要になります。
主訴:舌のできものが気になる。
2~3週間前に舌側縁にできものができたので、精査と治療を希望して来院されました。
治療期間 | 15日間 |
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通院回数 | 5回 |
総治療費 | 保険診療 |
メリット | 口腔内の違和感が消失、義歯作製後の装着感が向上 |
デメリット | 特になし |
解説 | 麻酔下のレーザー治療は痛みが少なく、回復も早いのが特徴です。 |
主訴:補綴物脱離と口蓋の精査
数か月前より上顎補綴物が脱離したため再製希望と、口蓋の精査および治療を希望して来院されました。
治療期間 | 2日間 |
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通院回数 | 2回 |
総治療費 | 保険診療 |
メリット | 口腔内の違和感が消失、義歯作製後の装着感が向上 |
デメリット | 創面が安定するまで義歯を装着することができない |
解説 | 口蓋部線維腫の除去後、創面の安定を待って新たな義歯を製作しました。 |
義歯装置時、骨の尖りが当たってたびたび潰瘍の原因となったり、有歯顎の場合でもとがった骨が口腔外部と接触し、潰瘍あるいは口内炎様症状の原因となったりします。
こういった場合は、日常生活に支障を来たしますので外科的に切除する必要があります。
主訴:左上の骨が尖って痛い。
数週間前より上顎義歯装着中、左側臼歯部の骨鋭縁が当たって痛いため、除去してほしいとの希望で当院に来院されました。
骨削除後、手指による触診をしながら骨形成をおこない滑らかな骨面に仕上げました。
義歯装着時においても「あたり」(義歯性潰瘍)のできにくい顎堤になりました。
治療期間 | 10日間 |
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通院回数 | 3回 |
総治療費 | 保険診療 |
メリット | 骨削除後、義歯で痛みなく食事ができるようになった |
デメリット | 術後、回復するまで義歯を装着することができない |
解説 | 義歯装着時の痛みは様々ですが、痛みの原因を見極め適切に対処することが必要です。 |
小唾液腺の導管開口部が外傷により閉鎖したため、粘液が貯留したものであるといわれています。
粘液のう胞は摘出後も再発しやすく、周囲の小唾液腺も含めた摘出が有効です。
主訴:下唇のできものを取ってほしい。
最近、下唇にできものができたのに気がつき、気になるので除去してほしいと当院に来院されました。
治療期間 | 8日間 |
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通院回数 | 3回 |
総治療費 | 保険診療 |
メリット | 唇の違和感の消失 |
デメリット | 特になし |
解説 | 麻酔下のレーザー治療は痛みが少なく、回復も早いのが特徴です。 レーザー痕の黒い状態が数日続くことがあります。 |
唾石症は唾液腺導管内に結石を生ずる疾患で、顎下腺の主導管(ワルトン管といいます)内および腺体内導管内に生ずることが多いといわれています。
ワルトン管でも開口部の舌下小丘付近で浅い場合は比較的容易に摘出が可能です。
症例としては、食物摂取時に一時的に唾液腺部の腫脹(唾腫)および疼痛(唾仙痛)を起こし、数分~数十分で自然消退し、これを繰り返します。炎症が強い場合は唾液腺開口部からの俳膿をみることもあります。
主訴:舌の付け根にコブができた。
数週間前より舌の付け根(右側口腔底部)にコブ様のできものができて気になるので診てほしいとの希望で当院に来院されました。
今回はレーザー照射をおこないましたが、縫合する場合はワルトン管を狭窄しないように、表層の粘膜のみを縫合します。
【焼畑】は組織表面を焦がすような処置で、殺菌効果および治癒を早める効果があります。痛みもまったく感じません。
治療期間 | 2日間 |
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通院回数 | 2回 |
総治療費 | 保険診療 |
メリット | 不安の解消、違和感の消失 |
デメリット | 特になし |
解説 | コブ様なものがなくなって、食事がしやすくなり気にもならなくなったと話されていました。 |
瘻孔(ろうこう)とは、体内と対外との間、または管腔臓器間に生じる管状の骨欠損のことをいいます。
例えば下前歯の根尖病巣等が原因で下顎前方部皮膚から膿が出ることもあります。
根尖病巣→歯槽骨→粘膜→皮膚と感染経路が波及し、炎症を繰り返すことがあります。
これを外歯瘻といいます。
主訴:下顎前方部の皮膚から膿が出る。
1年に1回くらい疲労時、下顎前歯から排膿・消退を繰り返していたが、今回初めて口腔外に排膿したため、精査および治療を希望して当院に来院されました。
前歯3本の根管治療およびレーザー治療を約1ヶ月にわたっておこなった結果、瘻孔・排膿は消失し、腫脹・疼痛などの症状も治まりました。
しかし、長期にわたる根尖病巣部の経過観察が必要な症例です。
治療期間 | 7日間 |
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通院回数 | 28回 |
総治療費 | 保険診療 |
メリット | 顎前方部の皮膚からの排膿が解消、口腔内の排膿解消 痛み、違和感も改善 |
デメリット | 特になし |
解説 | 根尖病巣が原因の排膿ですが、口腔内の違和感は早めに対処しましょう。 |
痛みのひどい口内炎… レーザー治療器で無痛的に簡単除去!
細菌感染や抵抗力の低下、過度なストレス、咬み合わせの不良や機械的刺激・化学的刺激など、口内炎の原因は様々です。
また、ビタミン不足や全身疾患の症状のひとつとして起こることもあります。
口内炎のひどい痛みの苦労は誰もが経験されていると思います。
治療では口腔内の消毒、レーザー照射やステロイド系抗炎症薬の貼薬などをおこないますが、抵抗力の低下や過度なストレスも原因と考えられるため静養も必要です。
上口唇~皮膚・下口唇~皮膚・舌の浅在性切傷などの外傷は、当院において応急的止血・縫合等を行っています。
深在性の外傷は場合により、高次医療機関への紹介をお願いすることもあります。
主訴:転倒による歯冠破折と上口唇・皮膚裂傷。
約50分前に自転車運転中に転倒。その際、左側上顎側切歯歯冠破折および上唇部皮膚裂傷により治療を希望して当院に来院されました。
治療期間 | 13日間 |
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通院回数 | 4回 |
総治療費 | 保険診療 |
メリット | 特になし |
デメリット | しばらくの間、やや傷跡が残ります |
解説 | 早く、できるだけきれいに治癒するように縫合しました。 |
主 訴:下口唇を切って痛い。
プールサイドを走行中に友人と接触し下口唇・皮膚裂傷を負う。他院から口腔外科での治療を勧められ当院に来院されました。
治療期間 | 10日間 |
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通院回数 | 2回 |
総治療費 | 保険診療 |
メリット | 特になし |
デメリット | 特になし |
解説 | きれいに治癒することを最優先に対処しました。 |
主訴:舌を鋏で切ったのでみてほしい。
30分ほど前に、祖母が目を離した際、自分でハサミを持って自分の舌を切ったので、処置してほしいとの連絡があり、救急車で当院に搬送されてきました。
治療期間 | 14日間 |
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通院回数 | 4回 |
総治療費 | 保険診療 |
メリット | 特になし |
デメリット | 特になし |
解説 | 治療終了時には、痛みもなくなり食事もきちんとしているとのことで一安心したことを覚えています。 |
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無痛治療に関する情報などがありますので、ぜひご覧ください。